今回の記事のテーマは「繊細さん」です。最近かなり有名になった言葉ですが皆さんご存知でしょうか?
かく言う私も以下の書籍に関する動画をYouTubeで見たことで「繊細さん」という言葉を知りました。(というかこの本の著者が「繊細さん」という言葉を生み出したのですが、、、)
「繊細さん」とはHSPと呼ばれる人たちを言い換えた呼び方です。
詳しくはこの後紹介しますが、要するに「周りを気にしすぎてしまう人」のことを指します。
正直この本に出会うまでは他人事だと思っていたのですが、実際に読んでみて自分にも「繊細さん」の要素があるのではないか?と感じました。
そしてこの認識によって最近は生きるのが楽になったのです。
この経験から「世の中には自分が繊細さんだと気付かずに苦労している人が他にもいるのではないか?」という考えに至り、この記事を書くことにしました。
【この記事を読んでほしい人】
- 周囲の人から「気が利く」と言われる人
- 決断するときに周りの反応を気にしてしまう人
- 人に頼るのが苦手な人
- 「繊細さん」について知りたい人
私自身のように他人事で済ませていた人が、この記事を通して自分を見つめ直し、気楽な人間関係へとつなげることができたら幸いです。
それでは早速、本題に入っていきます。
「繊細さん」とは?
「繊細さん」とはHSP(Highly Sesitive Person)と呼ばれる人を親しみを込めて呼ぶ表現です。このHSPとは「非常に繊細な人」を指し、周囲からの目を過度に気にしてしまったり、大きな音や光といった刺激にも敏感であるという特徴を持っています。
この特徴から人間関係で悩みを抱えやすかったり、自己嫌悪に陥りやすいという傾向にあり、日常生活でもかなりのストレスを感じてしまうのです。
HSPというと精神疾患のような病気だと捉えられがちですが、あくまで生まれ持った性格の特徴を表した用語です。日本人では5人に1人がHSPだという説もあり、この記事を読んでくださっている皆さんの周りにも、人知れず悩んでいる人がいるかもしれません。
そんな「繊細さん」に近い、もしくは当てはまる要素を自分にも見出したことで人生が楽になった私ですが、少し前までは自分とは無縁の他人事だと捉えていました。
他人事だった過去「繊細な友人」
私の高校時代の友人の1人に「繊細さん」がいます。
その本人は「自分が繊細さんである」と自覚しており、私を含む親しい友人にはそのことを明かしていました。
私の繊細な友人が持っていた特徴
- 周囲が自身をどう見ているのか目線が気になる
- ちょっとした失敗で友人から嫌われることを懸念する
- 周囲で揉め事が起こると落ち着かずその場にいられなくなる
- 悪口とイジりの境界が分からず、いじられている人の気持ちを考えて心苦しくなる
- 大きな音が苦手でディズニーのパレードの最中など極度の緊張状態になってしまう
- 人混みに行ったあと、どっと疲れて動けなくなってしまう
ざっと思い出せただけでもこれだけの特徴が挙げられます。理解できない人にとっては「なぜそんなに敏感なの?」と思ってしまうかもしれません。
実際、そんな「繊細さ」が周囲に理解されず、更に人間関係で苦しんでしまうという悪循環に陥っていたようでした。
とにかくあらゆることに敏感であるが故に大変な思いをすることも多く、この当時の私は友人の一人としてサポートする側の立場に過ぎなかったのです。
そんな私でしたが大学卒業後の就職を機に「自分の繊細な部分」に気づき始めるようになったのです。
就職を機に感じた「生きづらさ」
大学を卒業後に私はとある日系企業に就職しました。
仕事を頑張りたいという意気込みを胸にスタートしたのですが、これまでの人生では感じたことのなかったような「生きづらさ」を感じたのです。
- 同期より仕事で評価されたい
- 質問したいことがあるけど上司は今忙しいのでは?
- 定時で帰れそうだけど上司はまだ残ってるし帰りにくい
このような感情が沸き上がり、楽しみにしていた内定先での仕事が段々と苦しくなっていってしまったのです。
大学生活までの人生では漠然とした不安感はあまり感じずに過ごしてくることができたので、精神的に苦しくなるようなこの経験は自分にとっては大変しんどいものでした。
そんな時に出会ったのが冒頭でも紹介したこちらの「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本という書籍だったのです。
自分の中の「繊細さん」を知って楽になった
こちらの書籍は「繊細さん」と呼ばれる人の特徴を記載した上で、そんな繊細さんがどうしたら苦しみを軽減して生活することができるかについて書かれています。
私は就職後の精神的に苦しい時期にこの書籍を手に取りました。
そして実際に読んでみると、自分の行動や思考が「繊細さん」の特徴とかなり重複していることに気づくことができ、「自分にも繊細な要素があったんだ」と自己認識できたのです。
実はこの「認識すること」が非常に重要だと私は考えています。
もし仮に「自分の中の繊細な部分」に気づくことができないと、自分を変えようと苦しんだり、悩んでいる自分を否定してしまうことに繋がります。
実際私自身「自分にも繊細な部分があるんだ」と認識することで以下のようなメリットを得ることができました。
- 本などから対処法を学ぶことができる
- 悩みや不安を抱えたときに「自分は繊細だから考えすぎなくていいんだ」と思考のクセを修正することができる
- 周囲の人は非繊細さんであり、自分と同じ感覚を持っている人ばかりではないと認識することができる
この本を読めていなかったら、精神的な苦しさから抜け出すことができていなかったかもしれません。
もちろん「繊細さ」のレベルは人それぞれであり、私自身は比較的軽度なのかもしれません。
でも、「なんとなく生きづらい」と感じている人には是非この本を手に取って自分自身を知るきっかけにしてほしいと思いますし、世の中には様々な種類の「繊細さ」が存在するのだということも知ってほしいと思います。
1人で苦しんでいる方をこの記事と下記の書籍が少しでも救うことになったら幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
いま話題の「繊細さん」
病気とかではなく、特徴や性質。
自分にも繊細な一面ってあるよな〜と感じた話。繊細さんという存在を知ったことで気持ちが楽になりました。自分を知るって大事💭#ブログ #22卒 #23卒 #勉強垢 https://t.co/ILWkA1ZgAe
— わかものラボ|若者向けメディア (@wakamono_labo_) October 19, 2021