今回のテーマは「部活のキャプテン経験から学んだこと」です。
部活でのキャプテン経験は、就活の履歴書やエントリーシート、進学のための面接等で活用できる、これ以上ない題材の1つとされています。
私自身も大学の部活ではキャプテンを務めていました。
そのため、新卒の就職活動ではエントリーシートや面接で、その経験を説明することが何度もありました。
今回はそんな私の経験も活かしつつ、記事を書いていきたいと思います。
- 部活のキャプテン経験から学んだことをアピールしたい
- 部活のキャプテン経験が本当に評価されるのかを知りたい
- キャプテンは務めたけどアピールできる内容がない
- エピソードの具体例を知りたい
中には「キャプテンは務めたけど学んだことなんて思いつかない」という方もいうかもしれません。
しかし、キャプテンという特殊な役割を担った以上は何かしら学びがあるはずです。
現時点では「自分の学んだことに気づけていないだけ」だと言えるでしょう。
私自身が就活を突破してきたときの具体例も交えながら解説していきますので、是非最後まで読んでいってください。
本記事は以下のような構成となっております。
部活のキャプテン経験から「学んだこと」が重要
部活のキャプテン経験を就活等で使用する際に重要なのは、「その経験を説明することで、自分の何をアピールしたいのか」を明確にすることです。
そもそも「部活のキャプテン」を就活の面接等で使う場合、2つのアピール方法があります。
- 過去:キャプテンとしての活動を話すことで、自分の強みを知ってもらう
- 未来:部活のキャプテン経験から学んだことを、入社後にどう活かすのかを説明する
それぞれ具体例を交えながら解説していきます。
①過去:キャプテンとしての活動を根拠に自分を伝える
1つ目は”過去志向”でキャプテンとしての経験を利用するアピール方法です。
場面としては面接中に「自分の強みを説明する時」や「性格を表すエピソードを求められる時」などが挙げられます。
このケースでは、主張の根拠としてキャプテン経験を活用します。
このアピール方法の際は以下の3ステップを意識しましょう。
A)自分の強みや性格を伝える
B)キャプテンとして力を発揮した経験
C)そこからの学びや気づき
この3ステップに私自身のキャプテン経験を当てはめた例文が以下になります。
A)私の強みは「自発的に課題を見つけ行動できること」である。
B)キャプテンになった際に、それまで代々続いていた運動場の管理の仕組みに疑問を抱き、同じグラウンドを使う4つの他部活の主将を集め仕組みを再構築した。管理、運用が楽になり引退から2年経った今でもその仕組みが活用されている。
C)既存の仕組みは慣れてしまうと改善点を見落としがちになる。改革のために行動するのは勇気と労力がいるが、正しいことであれば周囲の協力を得ることができるので、積極的に行動するべきである。
以上が、キャプテンとしての経験を根拠として活用する方法です。
上記3ステップのように結論から述べると、分かりやすい論理展開をすることができる点もポイントです。
※このような伝え方の部分も面接では重要な要素になります。
参考までに、話を分かりやすくするPREP法というものを別記事で紹介しています。
フレームワークを使いつつ「面接で分かりやすい話をしたい」という方は参考にしてみてください。
②未来:キャプテン経験から学んだことをどう活かすのか
2つ目は”未来志向”でキャプテンという経験を捉えたアピール方法です。
1つ目の”過去志向”より一歩踏み込んで伝えることができる方法です。
“未来志向”でアピールする場合の4ステップ
- ステップA:部活で抱えていた課題
- ステップB:その課題に対するアプローチと結果
- ステップC:そこから学んだこと
- ステップD:社会人生活にどう活かしたいか
この4ステップに私自身のキャプテン経験を当てはめた例文がこちらです。
A)部員のモチベーションが低下していて練習の出席率が低かった。
B)毎週チーム分けをし、チーム制の練習メニューを組み込むことで出席の動機付けを促した。その結果、ごく一部のメンバーを除いては出席率が向上した。
C)チームへの帰属意識や目的を示すことは、有効なリーダーシップであると学ぶことができた。一方で、全員に効果があるわけではないことも学んだ。
D)今後は自分や同期、部下などに目的意識を持たせられるよう意識する。また、同じ施策が響かない人もいることを認識し、その人に合ったマネジメント、組織運営を常に模索する気持ちを忘れずに働きたい。
4ステップに当てはめると「キャプテンとして学んだこと」だけではなく、下記のような主体性もアピールできます。
- 「課題の原因をどう分析したのか」という課題認識能力
- 「実際にどんな工夫をしたのか」という創意工夫力
皆さんの背景を知らない人事や面接官にもストーリーの流れが伝わりやすく、コミュニケーション面で問題がないことも示せるかと思います。
キャプテンとして学んだことを表現する際の伝え方に迷ったら、この4ステップを是非活用してみてください。
部活のキャプテン経験から学んだことが無い時は。
ここまでは「どのようにキャプテンとして学んだことを表現するか」という観点で記事を書いてきました。
しかし、中には「キャプテンとして学んだことなんて見つからない」という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな人におすすめの方法はこちらの3つです。
- キャプテンとして辛かったことや苦労したことを思い出す
- キャプテンとして後悔していることを列挙する
- 部活のメンバーに自分がどんなキャプテンだったかをヒアリングする
①と②に関してはキャプテンとしての負の感情を活用する方法です。
苦労や後悔などの負の感情は一見「学んだこと」と正反対のようにも感じられますが、その負の感情には必ず自身の成長の種が潜んでいます。
【負の感情と学びの例】
- 周りのメンバーがついてきてくれなくて辛かった
→その理由や対処法を考える。失敗できたことも大きな財産。 - 仲良しチームになってしまいチームが強くなれず後悔している
→逆に言えばプレーを楽しめるチームにできたということ。
更に強くするには何が必要だったのか考えておく。
また、③のように他の部員にヒアリングすることもおすすめです。
自分からは見えなかった長所と短所や、周囲のメンバーが自身のリーダーシップに対して抱いていた感情も知ることができます。
「周りの人の感じ方」を織り交ぜて、面接で話すことができればエピソードに深みが増すので、ぜひヒアリングしてみてください。
まとめ「部活のキャプテン経験は伝え方が大事」
以上、今回は「部活のキャプテン経験から学んだこと」というテーマで記事を作成しました。
これは私の個人的な感覚になりますが、部活のキャプテン経験を通して学んだことをしっかり説明できれば、就活で大きな武器になると感じています。
その経験を謙虚に、おごることなく話すことができれば「就職後に会社という組織で貢献できる人間である」ということを示す十分な根拠になることでしょう。
しっかり中身を伝えることで、皆さんのキャプテン経験が面接等での大きな武器になってくれれば嬉しい限りです。
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⚫︎20代社会人
・経営コンサル業界で働く日々
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・時間と場所に縛られずに生活する pic.twitter.com/byOwGaczDw— かいぼー@読書×生き方ブロガー (@Kaibo_blog) September 22, 2021