本記事では就活メールの「cc」や「bcc」に関するマナーを解説します。
就活メールでこんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
- そもそも「cc」と「bcc」って何が違うの?
- 自分が「cc」に入ったメールは返信するべき?
- 返信の時は「cc」はそのまま入れておくべき?
就活では社会人としてのコミュニケーション能力が問われており、「ネットで調べればわかる程度のマナー」は身につけておくべきでしょう。
それでは早速「cc」と「bcc」への返信マナーを解説していきます。
就活メールの「cc」と「bcc」とは
「cc」と「bcc」は、よく似ていますが使い分けが必要になります。
この2つの共通点と相違点を整理すると以下の通りです。
「cc」と「bcc」の共通点
共通しているのは「メインの宛先ではないが、メールの内容を見ることができる。」という点です。
メインの宛先以外の人に対して情報共有をしておきたいときに使うことになります。
仕事の場面では、上司をccに入れて取引先へメールを送ることも多いです。
例)夕方の家族内メール
From 母親
To 父親(仕事終わり)
cc 長男(学校帰り)
お父さんへ
卵買ってあるから今日買い物大丈夫です。
※父親宛のメールだが、「cc」に加えることで、長男にも「卵の買い物が不要」というメッセージを伝えておくことができる。
「cc」と「bcc」の相違点
相違点は「cc」はメール関係者全員が把握可能なのに対し、「bcc」はメールの送信者と本人以外には把握できない。という点です。
上記家族の例では、ccに長男が入っていることを家族3人全員が把握できます。
一方で「bcc」だと把握できないので、下記のような例が考えられます。
例)夕方の家族内?メール
From 母親
To 父親(仕事終わり)
cc 長男(学校帰り)
bcc 母親の浮気相手
お父さんへ
卵買ってあるから今日買い物大丈夫です。
※「bcc」の母親の浮気相手にも、家に卵があることを共有できる。
しかし、送信者の母親と浮気相手以外の2人には、bccは見えないので浮気相手の存在は把握されない。
あまり良い例ではないですが、「cc」と「bcc」の違い解説は以上となります。
「cc」や「bcc」に自分が入っている就活メールは基本返信不要
就活において「cc」や「bcc」に自分が入ったメールが企業から届くケースがあります。
この場合は、基本的に返信する必要はありません。
前半で記載した通り、メインの宛先ではないため「知っておいてください。」程度のメールということになります。
例としては説明会情報の一斉送信などが挙げられます。
例)説明会の案内メール
From 採用担当者
bcc 自分
関係各位
新たに説明会の日程が公開となりました。
マイページより予約が可能ですので、下記URLからログインの上でご希望の日程をご予約ください。
※他の候補者のアドレスが見えないように全員がbccになって届くメールもあります。
このような場合、自分は「bcc」に入っているだけなので返信不要で問題ありません。
「cc」に入っている人はそのまま残して返信する
自分に届いた就活メールの「cc」に誰かが入っていた場合、返信時に「cc」を残すかどうかも最初は迷いますよね。
この場合、「cc」に入っていた人はそのまま残して返信するようにしましょう。
前半で記載した通り、人事担当者の上司や同僚が情報共有のために入っているはずなので、わざわざ送信者だけに絞って返信する必要はありません。
【ccを残して返信する方法】
メールアプリ等で操作するときに「返信」を普通にタップしてしまうと、メール送信者のみへの返信になってしまうことがあります。
「cc」を残して返信したければ、「全員に返信」のような選択肢を選択してメール返信をしましょう。
就活メールの「cc」と「bcc」の返信マナーまとめ
最後に本記事の内容をクイズ形式でまとめておきます。
※右端の矢印タップで回答を表示
「bcc」は送信者と本人以外には見ることができない
基本的には返信不要。
明らかに必要なときは必ず返信するようにする。
「cc」に入っている人はそのまま残して返信しましょう。
メールアプリの「全員に返信」を選択するのを忘れずに!
就活メールでは「cc」や「bcc」の返信ですら心配になりますよね。
心配しすぎるのもよくないですが、「知らなかった」では済まないのが就活です。
残念なことに就活は情報戦なので、下記のような無料サービスで基本を学んでおくことをお勧めしています。