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PREP法とは?分かりやすい話し方・プレゼンへの近道。

PREP法で話し方・プレゼンを改善する

こちらの記事では「PREP法」について解説していきます。

何か物事を伝えるときや説明するときに有効なフレームワークの一種で、これを話し方に取り入れるとコミュニケーションが一気に円滑になります。

この記事を読んでほしい人

PREP法が何なのかを知りたい人
PREP法を活用して話し方を改善したい人
PREP法を取り入れたプレゼンで説得力を発揮したい人

PREP法はコミュニケーションを円滑にする上で有効なツールで、最近では一般的になりつつあるフレームワークといえます。

ビジネスの場面ではもちろん、最近ではブログや就活の面接などでも使用されており、ぜひこの記事を通して知っていただけたら嬉しく思います。

それでは早速本題に入っていきましょう!

PREP法を構成する4要素

まずPREP法について簡単に説明します。

PREP法とはプレゼンや文章執筆時に活用されるフレームワークの一つで、以下の4つの英単語の頭文字をとったものになります。

  • Point「結論」
  • Reason「理由」
  • Example「具体例」
  • Point「結論」

端的に言えば、この4つの順にプレゼンや話し方、文章を構成することで論理的でわかりやすい発信をすることができるというものです。

理解しにくいプレゼンや話し方は、話し手の言いたいことが無造作に並べられたものになりがちで、それを防ぐためのフレームワークの代表例だと言えるでしょう。

かいぼー
かいぼー
ちなみにフレームワークとは「テンプレート」のようなものと考えていただいて大丈夫です。

PREP法が分かりやすい話し方になる理由

では、なぜPREP法を使うことで分かりやすい話し方を手に入れられるのでしょうか?

それは、結論を最初に述べることで、聞き手が先を読みやすくなるからです。
結論を最初に伝えると、話し手の立場が明確になり先の流れを予想しやすくなります。

例として就活の面接に臨むAさんとBさんの例を見てみましょう。

質問は「学生時代に頑張ったこと」です。

Aさん
私は受験生のころに数学が苦手で苦労した経験があります。具体的には、理系だったにも関わらず文系の友人より模試の成績が悪いほどでした。同じような経験をしている生徒を助けたい一心で、私は塾講師のアルバイトを頑張りました。

Bさん
私が学生時代に頑張ったことは塾講師の アルバイトです。学生時代に自分自身が苦労した経験があり、同じような生徒を助けたかったので頑張ることができました。理系なのに数学が大の苦手だったのを覚えています。こんな経緯で塾講師として全力を尽くしました。

少し極端な例ではありますが、Aさんの回答では何の話だか推測できずに話が進行していったのではないでしょうか?

このように聞き手にとっては、PREP法で「言いたいこと」が予想できる話の流れを構成してくれた方が理解しやすくなるのです。

PREP法でプレゼン力を増すには「R」が大事

ここまでの話でPREP法というものについて理解して頂けたと思います。

このPREP法で説得力を増すために重要なのは、2番目に位置するReason「理由」の充実度です。

1つのPoint「結論」に対し、Reason「理由」を2~3つほど並べられると説得力のある良いプレゼンができるようになります。

例えば、「私はA案を採用すべきだと思います。理由は3つあり…」と会議で話す人がいたら、その話に説得力を感じることでしょう。

理由の並べ方にもコツがあるので、今後このブログ内でシェアしていけたら、と考えています。

かいぼー
かいぼー
Reasonには、統計などのデータを用いることも有効ですね!

PREP法を話し方に取り入れるコツ

それでは最後にPREP法を話し方に取り入れるコツを記載します。

そのコツとは「枕詞を使う」というものです。

正直なところ、いきなり普段の会話からPREP法を取り入れた話し方を実践するのは難易度が高いと思います。

そこで、私自身も実践していますが、以下ような枕詞を積極的に使うようにするのです。

  • 端的に言うと~
  • 私の立場としては~
  • まず要点としては~
  • 結論から申し上げますと~

これらの言葉を最初に発話することだけを意識すれば、自然とPREP法のうち最初のPoint「結論」から話し始めることができるようになります。

当然その後には理由を述べることになりますし、必要に応じて具体例も挙げることになるでしょう。

難しく考えすぎずに、上記の枕詞を活用して自然とPREP法が話し方に組み込まれるように矯正していきましょう。

記事のまとめ

以上、PREP法についてまとめてみました。記事の要点を再度振り返ると以下の通りです。

  • PREP法は「Point→Reason→Example→Point」の順で構成される
  • PREP法は「先が読みやすい話し方」を実現できる
  • PREP法の説得力を増すためには「Reason」を充実させる
  • PREP法のマスターには枕詞を活用する

最初はマスターするのに苦労するかもしれませんが、私自身も枕詞を使うことでPREP法が身についてきたように感じています。

余談ですが、PREP法のようなフレームワークは多数存在していて、私が働くようなコンサルティングファームではよく使用されています。

情報のインプットやアウトプットの両方で役立つので興味がある方はぜひ勉強してみてください。

私が個人的に勉強しやすいと思うのは以下の本です。70ものフレームワークが図解で示されていて、仕事やブログ執筆の際に重宝しています。

 

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